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介護することになって年収はどうなりましたか
先日、お義父さんの介護しながらパソコン教室で勉強をしているYさんという女性と知り合いになりました。Yさんは、介護施設にお勤めで介護の経験はもちろんお仕事であったのですが、自分がやるとなると全く違うと言っていました。Yさんは、これまで通り介護の仕事を続け、スキルアップのため、資格を取る勉強をとても熱心にしていたので、パソコン教室でお会いする時には、いつもお疲れのようでした。そんなYさんに「こんなことを聞くのは大変失礼かもしれませんが、介護することになって年収は変わりましたか?」と聞いてみました。Yさんは「変わりましたね、年収はたぶん3,4割は減っていると思います」と教えてくれました。今勉強している介護の資格に合格したら、年収は少しは上がるそうですが、仕事を一日中自由にできていたころの年収にはおそらく届かないと思うとも教えてくれました。自分の年収は減ったそうですが、家族が家にいる機会は増えたそうで、お金のことばかり見てしまうのも良くないとも笑って話していました。というのも、Yさんは、自分の年収は減ったが、大学生の息子さんが家にお金を入れてくれるようになったという成長もあったとのこと、お義父さんの介護が必要になったことで、家族が今までよりも家事なども協力することになったとも話してくれました。私は自分の年収が3,4割減るということを想像すると怖いというのが率直な感想ですが、介護を通して、家族の結束が強まったというYさんの話を聞いていると、悪いことばかりではないんだなと思います。
ある程度の年収確保ができていないと、親の介護もままならない
今、我が家全員は、口にこそ出さないが介護の問題とお金、いわゆる年収が大きな課題となっている。別居していた父が一昨年他界した。幸いと言っていいかどうかは分からないが、脳梗塞で倒れて入院1年。家族が直接介護をする苦労はなかったが、入院費用など限られた年収からひねり出すのはこたえた。母は今一人暮らし。父の遺族年金が母の年収になっている。しかしいくらかの仕送りをする必要性は変わらず、我が家にとっては厳しい事態が続いている。昨年末、母がころんで骨折したと病院から連絡を受けた際、まず頭に浮かんだことは介護だった。母を引き取って介護できるのだろうか。家族の理解は得られるだろうか。今の年収でやっていけるのだろうか。母の健康を心配することよりも先に、これらが頭に浮かぶとはなんと情けないことか。そう自己嫌悪しながらも、やはり介護に対する不安は消えない。親も家族の一員であるはずなのに、別居していたせいなのか、私の冷たい考え方のせいなのか、できることなら避けて通りたい現実だ。母はその後回復し、今は多少物忘れが進んでいる。次は認知症も気がかりだ。しかし、はたと気づいてみると、少し先には自分自身、そして配偶者の介護もおそらく現実になる可能性がある。どちらがどちらを看るのか。家族は看てくれるのか。その時の年収はどうやって確保しているのだろうか。世帯年収1千万円に満たない家族が、もし親と配偶者の両方を介護しなければならない状況になったら、誰が助けてくれるのだろうか。だが、こういった課題を抱えたことで、我が家はムダ使いが減った。今本当に必要な物しか買わない。我慢できるものは我慢しようという、無言のルールができた。この千円が、いずれ大切なお金になるかもしれないなど、誰もが感じているのだ。今後、国の福祉制度がどのようになるかという、とてつもなく大きな不安を背景に、我々のように消費を控える人たちが増えていることも事実で、それが経済不調に一層拍車をかけていることであろう。それでも、しかたがない。どんな仕事でも構わないから、介護の心配を減らすために少しでも年収を増やす努力を続けるしかないのだ、と思う。